商売の原点
3月14日、15日と岡山のB社のオーナー、SV、店長、社員の方5名と
弊社の社員とで合同の研修とディスカッションを行いました。
岡山のB社さんとの出会いは1年半前。弊社社員と二人で東京の数値管理術セミナーに
参加したときに、B社の店長さんとたまたまであったのがはじまりでした。
聞けば、その1年前にも同じようなセミナーを店長さん全員で受けに来られて
いたということで、弊社よりも先に人材教育に力を入れておられ、感心させられた
のを覚えています。
その後はほとんど音沙汰がなかったのですが、先月の3KMの全国大会で
偶然オーナーさんと社長さんに出会い、そのとき今後の事業展開について熱っぽく
語り合いました。オーナーさんから「今度、店長を連れて群馬にうかがいます。」と
言われ早速、昨日・本日の運びとなったわけです。
しかし、今日はやられました・・・。
B社の社員の方々、皆さん非常に意識が高い!
1人1人きちんとしたお店に対するコンセプト、思い入れ、ビジョンを持っており
その熱さに圧倒されてしまいました。
店舗視察後の指摘、フィードバックも的確で、「小売の基本」に立ち返らせるような
発言をされて、我々もはっとさせられてしまいました。
思うに、“商人”であることを我々は忘れていたような気がします。
変に勉強してしまったせいか、数値ありきで、
「まず、数字はどうなんだ?」それを出してそこから分析して手を打とう、
これが我々のやり方でした。
ところが、B社さんはまず現場ありき。
現場で何が売れていて何が売れていないのか、どこの棚が死に棚になっているのか。
どうすれば今ある売り場の中で最大限の売上を取れるのか、そこから入ります。
データをきっちり取っているわけではありません。
ある意味、感性、勘、野性のようなものです。
今日、B社さんの店長さんたちのお話を聞いていて、“商売人の嗅覚”のすごさ
みたいなものをひしひしと感じることができました。
でも、商売の原点は、全て日々の現場の中にドラマがあり答えがあるのです。
私自身、事業を起こしたときは、1人1人のお客様のそれこそ一挙手一動足に
注目して、「どうしてこのお客様はうちの商品を買ってくださらないのだろう?
どうしてうちの●●コーナーの△△棚の商品は動かないのだろう?」と
常に考えていました。お客様が答えを持っているのです。
売れない棚はすぐに改善する、商品が売れないならすぐに売れそうな商品を
発注する、そんな繰り返しが売上を面白いように上げていたこと、そしてそれが
商売の楽しさであること、イコール「生の高揚感」を感じさせてくれていたこと、
どういうわけか頭でっかちになると忘れてしまうんですね・・・。
もちろん、B社さんよりも弊社のほうが優れていると思われる点もあります。
帳票の数も多いし、データ分析の精度も高い。
でも、1人1人が毎日仕事を楽しんで考えてやっているかといわれると
B社のほうに軍配が上がります。
昨日、今日と私自身、仕事のあり方を痛烈に考えさせられる日となりました。
B社の皆さん、本当にありがとうございました。ちなみに、弊社の店長やSVも
相当の刺激を受けました。同年代なのに、これだけしっかりとした考えを
持って業務に当っておられることにみな驚かさせました。
「このままじゃまずい」そんな危機感を植えつけてくださったことに本当に
感謝しております。
私ももう一度、商売の原点に戻って、「モノを売る」ということはどういうことなのか
考え直してみます。










